波乗りから学んだ事
世界を旅するパワーエキスパートの高梨です。
本日もジンバランのホテルから。
外は朝から大雨が降っているようで
雨音で目が覚めました。
今日はこれから皆で海に出かける予定です。
では、本題へ。
昨日は朝から皆で海に出かけKuta Beachで
サーフィンをすることに。
初めてのメンバーが4人いたけど、
先生をつけて皆立つことができていたようだ。
最近では海外でしかサーフィンはしないけど
以前は毎週千葉の海で波乗りをしていた。
僕がサーフィンを始めたのは今から15年くらい前、
まだ20代で、アメフトを引退するちょっと前だった。
団体スポーツを中学からずっとやってきて
最後は廃部という危機が迫る中、キャプテンとして
チームを率いながらも人間関係に悩んだり
団体でいることが苦痛に感じていた時期だった。
そんな中、先輩に海に連れていってもらって
サーフィンを始めたんだけど、これがとても難しくて
なかなか立つことができない。
当時はアメフト現役で体重も110キロを超えていて
そもそもボードも体に合ってないくらい細くて
今考えて見たら立てるわけないサイズだった。
でもよくわからないのでとにかく何度も立とうと
繰り返し繰り返しチャレンジするけど一向に立てない。
悔しいからなんとか立とうと必死に戦う。
でも立てない。
それが僕のサーフィンデビュー。
そこから数ヶ月後。
アメフトを引退して久しぶりのサーフィンに出かけた。
時期は冬。
その頃から僕はあまり調べることをせずに
とりあえずやってから考えるタイプだったので
ウェットスーツをなんとかヤフオクで買って海に入った。
冷たい・・・
寒い・・・
痛い・・・
冬の海を舐めていた。
というか、冬の海に入ったのは生まれて初めて。
しかもウェットはセミドライではなくて
普通の3mmの秋物のウエットだから水が入ってくる。
グローブもブーツも履いていない。
(当時は冬物とかあることすら知らなかった)
とりあえずサイズが合うウェットを買ったという感じ。
で、ボードは相変わらず体に似合わない小さいサイズ。
でも夜明けと共に一人で海に入る。
何度もチャレンジするけど波に揉まれて一度も立てない。
でかい体して薄いウェットを来て波を頭から被り
頭がキンキンに冷えながら、手足が麻痺しながら
何度も繰り返し挑戦をする。
海には僕一人。誰も入ってこない。
多分風があってなかったので波があまりなく
経験者からすれば入るような海ではなかったのかも。
でも関係なくチャレンジを繰り返す。
何回海に通ったかわからないけど
相変わらず極寒の海で頭から氷水のように冷たい水を
全身に浴びながらそれでも繰り返す。
もう辞めようかな、、
俺は何しにきてるんだろう、、
サーフィンってこんなに辛いんだ、、
そんな事を考えるようになった。
10回くらい通った頃だったかな。
漸く小さな波で立てるようになった。
面白い!
サーフィンオモシレーよ!
多分僕はサーフィンをしている人の中で
もっとも遅くボードに立った人だろう。
先生もつけずに、小さなボードで
独学で冬の海に通い続けた結果
10回ほど通ってやっとボードに立てた。
すごい充実感があった。
今まで泣きそうになりながら極寒の海で
人り夜明けと共に黙々と海で溺れそうになり
滑稽な姿を見学者に見せつけてきたけど
何百回とチャレンジしてやっと乗れた一本。
僕はあの時の感覚を今でも覚えていて
時間にすれば数秒だけど、すごく充実感があって
長い時間のように感じていた。
そこから僕は変わらず毎週千葉の海に行って
1、2年経つ頃には、上級者と混じって
沖の方から大きな波に乗ることができるようになっていた。
最初の3年くらいは超真面目に通っていたので
ぐんぐん上手くなって、ボードも体に合うものを買って
ウェットもちゃんと季節ごとに買って、
冬でも長く入れるようになった。
ただ、
そこからはだんだんとサーフィンに対する
イメージが変わって行った。
波との戦い
ライバルとの波取り合戦
ローカルからの怒号
そんな事に疲れた僕は、
サーフィンへの向き合い方を変えて行った。
今まで波と戦って悔しい思いをして
ライバルと波取り合戦に怒りを覚え
ローカルのきつい言葉に傷ついていた
そこから考え方を変えて
波と戦うのではなく、波に遊んでもらう事
ちゃんとルールを守り無理をせず譲る事
ガツガツ波乗りをしていた頃とは
全く違った波乗りスタイルになって
今は1日にいい波を1本か2本乗れたらOK
ってくらいの感覚になっていった。
昔は、もっと上手くなりたいと
ガツガツ波を何本も乗っていたし
やればやるほど上手くなっていった。
今はその頃よりも下手くそだし体力もないので
逆にガツガツせずに自分だけの波を少し乗れば
そして海に入って感謝をしながら遊んでもらえれば
それで満足できるようになったんだ。
今でも周りを見渡せば、波取り合戦でガツガツしたり
ローカルに怒られている初心者を見ることがある。
なかなかこういう文化は直らないけど
一人でも多くの人が安全に海で遊べるように
一人一人が気をつければいいのになと思う。
僕はサーフィンを通じて海の厳しさや
海の素晴らしさ、海の怖さ、優しさを知り
何よりも海の楽しさを体感することができた。
そしてチャレンジすること、諦めないこと
上手くなりたいという思いがあれば
必ずそれは達成することができるということ。
そして、
ルールを守り、共有し、リスペクトする。
これで大抵は上手くいくということ。
こんな事を海から、波乗りから学んだんだ。
人生もビジネスもスポーツも一緒だよね。
最初はガツガツ歯を食いしばって頑張って
ライバルたちを蹴落とす勢いで突っ走って
でも挫折があったり色んな事学ぶことで
だんだんと自分のペースや周りが見えて来て
上手くいくようになっていく。
だから最初はなんでもガツガツやってもいいと思うよ。
それくらいやらないと体で覚えないし
失敗すら経験できないから。
遠慮して周り見渡して誰かに譲りながらなんてのは
ある程度経験した人が自分のペースでやればいい。
あなたがもしこれから人生を激変させたいなら
もっとガツガツ行動して後先考えずにやってから
そこから修正していけば体で覚えていつかは達成できるから。
今日からそんな気持ちで何事にもチャレンジしてみてくださいね。
(なんかサーファーみたいな発言しちゃってすみませんw)
『あなたが我武者羅に頑張るのはいつですか?』
是非、コメント・メッセージくださいね。
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