資本主義
【資本主義】
高梨です、
暫く投稿できていませんでした。
最近色々と動きがあり、専用の机と椅子とモニターを買い
PCの前でずっと座っているので腰が痛いです。。
と言うことで久しぶりの投稿ですが
最後までお読みいただければ幸いです。
では、本題へ。
色々書きたいことがあるんだけど、
今日は先日チームメンバーやマスターマインドに伝えた
ある事を書きつつ、その後の未来について考えながら
投稿したいと思う。
そのある事とは、『資本主義』について。
ビジネスを行うようになり、その成り立ちについて調べると
どうしても資本主義と金融の話に辿り着く。
現在の資本主義は、アメリカのために作られたと言われる
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新自由主義経済システム
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と呼ばれる仕組みに世界が支配されている。
過去振り返ると、ホモ・サピエンスが誕生してから
様々な経済システムが生まれては壊され
また作られて進化しながら今日に至る。
この過程は僕のオンラインサロンで今度話そうと思うので
ここでは割愛するけど、現時点では先に書いた
『新自由主義経済システム』と言うものが世界的に採用されている。
このシステムで代表的なもので身近なものだと
日本言えば行政の民営化、NTTやJRや郵政道路公団とか
様々な構造改革や金融緩和により経済が大きく動くきっかけになった。
現在、アメリカではコロナウイルスの影響もあって
大きな金融緩和政策が行われている。
代表的なところだと、量的緩和や金利政策。
これによってドルが大量に剃られ配られて
お金が溢れるくらい世の中に出回った。
とは言え、実体経済、一般家庭に回るお金はその金融政策のごく一部で
それらのほとんどが一部の企業や資産家に回ることになった。
そして次に起こる事は、世界的な
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物価上昇とインフレ
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と言われている。
日本は失われた30年と言われ、物価上昇もインフレも起こらず
同時に実体経済でも給与が上がることもなかった。
ただ、ここからは確実に物価上昇・インフレが起こるだろう。
世界を見渡してみると、
ジンバブエやベネズエラやアルゼンチン他
ハイパーインフレを起こしている国がたくさんある。
いわゆる通貨危機と言われる状態になり、
その結果先進国が介入して基軸通貨(ドルやユーロ)を貸し付け
国に借金を押し付けて実質お金で支配するような状態になっていった。
とは言え、身近に感じられないと思うので
日本がこのような状況になったら?と考えるとわかりやすいかと思う。
例えばあなたの財布に1万円が入っているとしよう。
今日の1万円は約90ドルくらいになるだろうか。
世界の基軸通貨がドルだとすれば、ドルを基準に考えることになるので
ちょっと分かりづらいかもだけどそう考えてもらって
(なんせ、この経済システムはアメリカの影響が大きいので)
では、次に明日になったら急にその1万円が
9ドル程度の価値になったらどうだろうか?
つまり1/10になったら。
今日まで1万円あれば家族でよるファミレスでご飯を食べても
お釣りが来るくらいの価値だったのに
明日になったらランチ1人分くらいの価値になっていたら。
これが物価上昇、ハイパーインフレ状態というもので
実際に世界ではもっと大きなハイパーインフレが起こっている。
ではこれは日本でも起こるのか?
そのくらいのハイパーインフレは起こるとは思えないけど
でもこの30年物価が上がらなかったのは先進国では日本くらいで
いや、世界でも日本くらいかもしれないけど
今後は確実に物価が上昇しインフレ状態になるだろう。
では、その時に確実にあなたの資産は物価上昇と共に
同じくらいもしくはそれ以上構築することはできるだろうか?
もしあなたが今現在、貯金してしていなかったら?
現在の銀行の金利は0.001%とかで、ほぼ金利がつかない状態。
つまり、物価が1%でも上昇すればそれだけ資産が減っているのと同じ。
物価上昇とともに、現金の価値は逆に下がっていくから
もし1万円あったとしても、9,900円の価値になっている。
逆に10,100円資産がなければ維持ができないと言う事だ。
この30年ほとんど物価や給料の動きがなかったから
多くの人は実感がわかないかもしれないけど
バブル前を知る人はきっとこの意味がわかると思う。
近い将来、いやもう既に物価上昇・インフレは始まっている。
元に、日本もアメリカに倣って昨年から金融政策をしまくっている。
つまりお金をばら撒いているんだ。
え、あなたの手元にはお金は回ってきていないって?
そう、ある所にはあるけど一般家庭にはなかなか回って事ない。
納得できないかもしれないけど、お金ってそうやってコントロールされて
儲かる人が儲かる仕組みになっているんだよね。
じゃあそのお金ってどこに流れているかと言うと
一般家庭や実体経済ではなくて
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金融市場
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に流れている。
アメリカも日本も2020年3月以降の金融市場を見れば一目瞭然。
こんなコロナで経済が危機的状況にも関わらず
NYダウもナスダックも日経平均も過去最高値を叩き出しているんだから。
つまり、実体経済の源である給与には還元されずに
一部の企業や資産家の手にそのお金を回っていて
それが金融市場に流れているって事。
昔から資本収益率(r)と経済成長率(g)は
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r>g
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と表されていて、つまり簡単に言うと
働いて働いて頑張って経済を回して得られる成長よりも
金融市場にお金を流入させて増やしている方が大きい
と言うことを表している。
結局資本主義って、いつの時代も資本力のある人が勝っていて
資本主義の定義は、
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資本を中心に動く経済システム
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だから、昔ならその資本を活かして
帝国を作ったり、大航海に出かけたり、工場を作って
大量生産していたり、大量雇用した人が儲かったし、
今で言えば金融の仕組みを作ってそれを提供する人と
それらを利用する人が勝つ仕組みになっている。
一生懸命働いて給料をもらっている人からすれば
なんて馬鹿げたシステムだと思うかもしれないけど
過去何千年とこの仕組みは大きくは変わっていない。
つまり、資本主義というものは根本的には変わっていないのだ。
じゃあ、ここから資本主義はどこに向かうのか?と言うと、
その資本主義の弊害を考えて来ると見えて来る。
弊害はたくさんある。
その一つを挙げるとすると
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飢餓
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この問題は単にその国だけの問題だけでなくて
資本主義は生み出した弊害そのものだ。
なぜ飢餓が起こるのか?
その国が貧しいから?
ではなぜ貧しいのか?
土地が開拓できずに食べるものが取れなかったから?
ではなぜ土地が開拓できずに食べるものが取れなかったのか?
それは、これも資本主義を遡ると答えが出ている。
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資本を持つものがその土地を侵略
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したから。
いわゆる、大航海時代にイギリスやスペインが
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植民地強奪経済システム
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と言うものを作り、次々と外国の土地を植民地化していった。
例えば、アフリカの一部では昔は自給自足をしていて
決して飢餓になるほど困っている状態ではなかった。
土地を耕し、自分たちが食べられる食物を作ればよかったからね。
でもそこに侵略者が現れ、その土地を奪い
『食べ物なんか作ってないで、俺たちの工場の部品を作れ!』
なんて言って、土地を壊して工場をバンバン作って
侵略者のための労働を強いられた。
そうする事で侵略者は資本力を駆使して労働力を手に入れ、
自分たちの国のために工場も立て多くの物を作らせた。
代わりにその土地の人たちは自分たちの土地を奪われ
食物を作る事を許されず、だったら輸入に頼れと言われ
他の国から輸入するもお金がなく輸入なんてできない状態。
だから必然的に飢餓に陥った。
そんな事を繰り返していくと、更に弊害が起こっていった。
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産業資本主義経済システム
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による、大量生産時代に様々なものを生み出し
それらが地球温暖化や無秩序なものを生み出し
地球の処理能力の限界を生んだ。
じゃあ今後地球が良くなるためにはどうすれば良いのか?
長くなるのでまた次回にするけど
つまり、資本主義とこれら経済システムによって
地球はもう限界にきているって事。
これらを元の状態に戻さないにしても、
人間の欲に塗れた資本主義社会の弊害に
まずは目を向ける必要があるんじゃないかな。
既にこれらの問題に取り組んでいる国や人もいるけど
経済成長やテクノロジーの進化は止まらないわけで
それらが地球に優しく、これ以上負担にならないような
進化をしなくてはいけないと思う。
と、今日は資本主義について話してきて
本題に入る前に終わってしまったので
この続きはオンラインサロンで話をします。
興味がある方は今週いっぱい受け付けますのでぜひご参加を。
(来週23日にこの話を含め深い話をする予定です。)
https://contents-master.com/takanashijuku
『あなたは地球に何ができますか?』
では、本日も
勇気と情熱を持って全力で生きよう!
追伸:
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高梨の著書です
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