日本円だけに頼っている人が10年後に後悔する「資産の偏り」——法定通貨に依存しないポートフォリオの作り方を、タイ在住7年目の起業家が完全解説
熊本で大きな地震が起きた。ニュースを見ながら、僕はあることを考えていた。「もし明日、自分の銀行口座が凍結されたら?」と。
地震や自然災害、あるいは金融システムの混乱——どれも「まさか」と思うことが、現実に起きる時代に僕たちは生きている。熊本の被災者の方々に心からお見舞いを申し上げながら、今日は「資産を守る」という話を、僕自身の体験を交えて正直に書いていこうと思う。
この記事を読み終える頃には、あなたは「なぜ法定通貨だけに依存するのが危険なのか」と「今すぐ始められる分散ポートフォリオの具体的な作り方」が手に入る。難しい専門用語は使わない。タイ・パタヤで実際に動かしている僕の資産の話も含めて、包み隠さず話す。
なぜ今、「円だけ」では危険なのか——法定通貨リスクの正体
リスク1:インフレで「置いておくだけ」で目減りする
2026年の日本は、物価上昇が止まらない。銀行の普通預金の金利は、上がったとはいえ年0.1〜0.2%程度のものがほとんどだ。一方で物価は年3〜4%のペースで上がっている。つまり、あなたが銀行に100万円を預けたまま1年置いておくと、数字は100万円のままでも「実質的な購買力」は96〜97万円分になっている。
「貯金が一番安全」と思っているあなたへ。その考え方自体が、もはやリスクになっている。
僕がタイに移住した7年目になる今、この感覚は肌でわかる。日本にいた頃、東京・港区のタワーマンションに住んでいたことがある。当時は「これが成功の証だ」と思っていたが、普通に暮らすだけで毎月100万円以上が飛んでいった。そのとき初めて気づいたのは、「お金を稼ぐ努力」と同じくらい「お金の価値を守る努力」が必要だということだ。
今パタヤでは、ビーサンと短パンで過ごしながら、日本の何分の一かの支出で豊かに生きている。その分、余剰資金を「価値が保てる資産」に回せるようになった。
今日のアクション:まず自分の総資産のうち、何%が日本円の現金・預金かを書き出してみよう。70%以上なら、分散の余地は十分にある。
リスク2:カントリーリスクと政治的リスクを軽視しすぎている
「日本は安全な国だから関係ない」と思う人も多い。でも、世界55カ国を旅してきた僕には、その感覚が逆に危なく見える。
歴史を振り返れば、戦後の日本では預金封鎖(1946年)という出来事があった。政府が国民の銀行口座を凍結し、引き出せる金額に制限をかけたのだ。「まさか今の日本でそんなことが」と思うかもしれないが、財政状況が世界最悪水準にある日本でそのリスクをゼロだと言い切れる人はいないはずだ。
海外に住んでいると、この問題が本当によく見える。タイではバーツ建ての資産を持ち、ドル建ての収入もあり、日本円の資産もある。通貨を分散していることで、どこか一つの国や通貨が揺れても全体が傾かない構造になっている。
これは「愛国心がない」という話じゃない。「現実的なリスク管理」の話だ。
今日のアクション:あなたの資産が「どの国の通貨・制度に紐付いているか」を書き出してみよう。全部日本なら、一つリスクのバッファを作ることを検討しよう。
法定通貨に依存しない資産の「4つの柱」
柱1:暗号資産(仮想通貨)——「デジタルゴールド」から始める
暗号資産と聞くと、「リスクが高い」「投機だ」と思う人がまだ多い。確かに10年前の話ならそうだったかもしれない。でも今は違う。
まず覚えておいてほしいのは「全部が同じではない」ということだ。暗号資産には大きく分けて3種類ある。
1つ目は「ビットコイン(BTC)」。発行上限が2100万枚と決まっており、国家が増やせない「デジタルゴールド」として機能している。機関投資家も大量保有しており、今や「リスク資産」よりも「代替資産」としての地位を確立しつつある。
2つ目は「イーサリアム(ETH)」。単なる通貨ではなく、後述するDeFiやWeb3の「土台」となるプラットフォームだ。
3つ目は「ステーブルコイン(USDT・USDCなど)」。米ドルと1対1で連動するように設計されており、価格変動をほぼ受けずに暗号資産の世界で資産を持てる。
僕のポートフォリオでは、暗号資産全体を「リスクに応じた層」で持つようにしている。安定性重視ならビットコイン中心に、積極的に増やしたいならイーサリアムや後述のDeFiを絡めていく。
今日のアクション:国内の信頼できる取引所(コインチェック、bitFlyerなど)に口座だけ作っておこう。まずは月1万円からでいい。「口座を持つ」という一歩が全ての始まりだ。
柱2:DeFi(分散型金融)——銀行を使わずに「金利」を得る
DeFiとは「Decentralized Finance(分散型金融)」の略で、一言で言えば「銀行を通さずに金融サービスを使える仕組み」のことだ。
普通の銀行に預金すると、銀行は年0.1%の金利をあなたに払い、自分たちは3〜5%で企業に貸し出して差額を儲ける。DeFiはこの「中間業者」を排除し、あなたが直接「貸し手」になれる仕組みだ。
具体的な例で言うと、「Aave(アーヴェ)」や「Compound(コンパウンド)」というDeFiプラットフォームでは、ステーブルコインを預けると年3〜8%程度の金利がつく。これは銀行預金の20〜80倍だ。
もちろんリスクもある。スマートコントラクト(自動で動くプログラム)のバグや、プラットフォーム自体の問題で資産を失う可能性がゼロではない。だから「全財産をDeFiに」は絶対にダメで、余裕資金の一部を学習も兼ねて動かすのが正しいアプローチだ。
僕がパタヤで実践しているのは「まず仕組みを理解する」こと。実際に小額(5万〜10万円相当)を動かして、どう動くかを体で覚える。これがWeb3の世界での「学習コスト」だと思っている。
今日のアクション:「Aave」「Uniswap」「DeFi入門」などで検索し、まず「仕組みを理解する」ことを今週の宿題にしよう。使う前に理解する。これが鉄則だ。
柱3:外貨建て資産——米ドル・タイバーツで「通貨を分散する」
これは一番シンプルでわかりやすい分散方法だ。日本円以外の通貨で資産を持つだけでいい。
僕が実際にやっていることを話す。タイ・パタヤに住んでいるので、生活費はタイバーツで使う。ビジネスの収益は一部を米ドルで保有し、残りを日本円に換えている。これだけで「円安が進んでも、バーツやドルで持っている資産は相対的に価値が上がる」という状態になる。
日本在住のあなたでも、証券会社の外貨預金や、米国ETF(上場投資信託)を買うことで同じ効果が得られる。「VOO」(S&P500に連動するETF)や「QQQ」(ナスダック100に連動するETF)は、米ドル建ての資産を持ちながら米国株式市場全体に分散投資できる優れた選択肢だ。
「為替リスクがある」という人もいるが、円だけを持ち続けることそれ自体が「円安リスク」を丸ごと受け入れている状態だということを忘れないでほしい。
今日のアクション:SBI証券や楽天証券の口座があれば、今日から米国ETF「VOO」を月1〜3万円のつみたてで設定できる。「設定して忘れる」だけでいい。
柱4:コンテンツ・知識資産——「盗まれない資産」を作る
これは暗号資産でも株でもない。でも僕が一番大切にしている資産の一つだ。
あなたの頭の中にある「専門知識」「経験」「スキル」は、誰にも奪えない。インフレも関係ない。円安も関係ない。政府に凍結されることもない。
僕が12年で20億円以上の売上を作ってこれたのは、「コンテンツ化・仕組み化・自動化」の掛け合わせだ。
具体的に言うと、コーチやコンサルタントとしての知識を「講座」や「コース」としてコンテンツ化し、それをDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)の仕組みで自動的に届け、寝ていても収入が入る状態を作る。タイ・パタヤで海に入りながら、あるいは仲間と旅しながら収益が動き続ける——これが「仕組み化・自動化」の本質だ。
コンテンツ資産は「ゼロから作れる」資産だ。元手が少ない40〜60代の起業家・コーチ・コンサルタントにとって、これが最大の武器になる。そしてこのコンテンツビジネスで得た収益を、上で話した暗号資産・DeFi・外貨資産に分散していく——これが僕が実践している「資産ポートフォリオの全体像」だ。
今日のアクション:あなたが今持っている「専門知識」を、1枚の紙に書き出してみよう。「これは当たり前すぎる」と思っていることが、他の人には「お金を払ってでも学びたい」内容だったりする。
実際のポートフォリオの「配分比率」と組み立て方
ステップ1:まず「守る」ことを最優先にする
分散投資でよくある失敗は「全部一気にやろうとする」ことだ。
僕のおすすめは「まず生活防衛資金(生活費6ヶ月分)を現金・預金で確保してから、その上にポートフォリオを乗せる」という順番だ。
基本的な配分の目安はこうだ。
・現金・日本円預金(生活防衛資金):20〜30%
・外貨建て資産(米国ETF・外貨預金):30〜40%
・暗号資産(BTC・ETH中心):10〜20%
・ステーブルコイン・DeFi:5〜10%
・コンテンツ・スキル(収益化中の事業):残り
これはあくまで「考え方の目安」であって、あなたのリスク許容度・年齢・収入状況によって変わる。50代で元本割れが怖いなら暗号資産は5%以下でもいい。40代で積極的に資産を増やしたいなら20〜25%にしてもいい。
大切なのは「全部を円で持たない」こと。その一点だ。
ステップ2:「仕組み化」で資産形成を自動化する
ここが最も重要なポイントだ。
資産ポートフォリオを作っても、「手動でちまちま管理する」なら続かない。だから「自動化」が必要になる。
米国ETFは「積立設定」にすれば毎月自動で買い付けてくれる。暗号資産も「定期積立」の機能がある取引所なら自動化できる。DeFiも一度デポジット(預け入れ)したら、金利は自動で積み上がっていく。
僕がタイ・パタヤでビーチにいながら資産が動き続けているのは、この「自動化の仕組み」があるからだ。コンテンツビジネスも同じで、一度作ったコースや講座が自動的に売れ続ける仕組みを作っている。時間・お金・場所・人間関係——4つの自由は、この「仕組み化×自動化」なしには本当の意味で手に入らないと僕は思っている。
今日のアクション:持っている証券口座で「米国ETFの積立設定」を今日中に入れてみよう。月3000円でもいい。「自動化の体験」が最初の一歩になる。
ステップ3:AIを使って「情報格差」を埋める
2026年の今、AIを使えば個人でもプロ並みの情報収集・分析ができる。
「DeFiの最新の金利状況を調べたい」「ビットコインの価格動向を整理したい」「自分のポートフォリオのリバランス(配分の見直し)のタイミングを相談したい」——これらをChatGPTやClaudeに聞けば、数分で整理された答えが返ってくる。
僕は実際に「AI×コンテンツビジネス×仕組み化×自動化」を組み合わせることで、タイ在住でも日本のクライアントを500人以上プロデュースしてきた。情報格差は「AIを使うかどうか」で今後さらに広がっていくと感じている。
暗号資産・DeFi・Web3の世界は情報が早い。だからこそ、AIで情報収集を自動化・効率化し、「理解したうえで動く」スピードを上げることが重要だ。
今日のアクション:ChatGPTやClaudeで「DeFiの仕組みを初心者に教えてください」と聞いてみよう。驚くほどわかりやすく説明してくれる。これが「AI×資産形成」の入口だ。
まとめ
今日の記事で伝えたかったことを3つに整理する。
1つ目、「法定通貨(円)だけに頼ることはリスクだ」。インフレ・円安・政治リスクがある以上、通貨の分散は「守り」ではなく「当然の選択」になっている。
2つ目、「ポートフォリオは4つの柱で作る」。外貨建て資産・暗号資産・DeFi・そしてコンテンツ・知識資産——この4つを組み合わせることで「誰にも奪えない分散資産」が作れる。
3つ目、「仕組み化・自動化がなければ続かない」。積立設定・DeFiの自動運用・AIを使った情報収集——これを組み合わせることで「寝ていても資産が育つ状態」が実現できる。
難しく考える必要はない。まず一歩、今日のアクションを一つだけやってみよう。その積み重ねが、1年後のあなたの資産と自由を大きく変えていく。一緒に頑張ろう。
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高梨陽一郎@AI×自動化
4つの自由を手に入れる方法を発信 | メルマガ読者10万人 | コンテンツビジネス 売上20億円 | 1人起業家のWebマーケティング | 高単価商品プロデュース | AI自動化コンサルタント | タイ🇹🇭パタヤ在住














