YOICHIRO TAKANASHI

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タイ移住7年目が教える「海外在住者のお金と税金」完全ガイド——知らないと数百万円が消える5つの落とし穴

熊本で大きな地震が起きて、多くの方が被害を受けている。まずは被災された皆さんに心からお見舞いを申し上げたい。そして今日は、そういう災害やリスクが重なる時代だからこそ、「お金の守り方」について真剣に向き合ってほしい話をしたいと思う。

「海外に移住したら税金が安くなる」——そう聞いて動き出したのに、気づいたら日本に税金を払い続けていた。あるいは、暗号資産(仮想通貨)で利益を出したのに、どこでどう申告すればいいか分からないまま何年も放置してしまっていた。

このnoteを読めば、タイ在住7年目の僕が実際に経験し、専門家と相談しながら整理してきた「海外在住者のお金と税金の基礎知識」を一気に掴むことができる。特に暗号資産・DeFiを絡めたお金の動かし方については、日本語でここまでまとまった情報はほとんどない。有料記事レベルの内容を全部無料で公開する。しっかり読んでほしい。


「海外に出れば税金がゼロになる」は半分嘘だ

タイに移住して最初の頃、正直なところ「日本の税金から逃れられる」という甘い期待を持っていた人を何人も見てきた。実際に相談に来た起業家の中にも「タイに住めば確定申告しなくていいんですよね?」と聞いてくる人が少なくない。

これは大きな誤解だ。

日本の「居住者」と「非居住者」の違い

まず前提として、日本の税法では「居住者」と「非居住者」でルールが全く変わる。居住者であれば、日本国内外を問わず世界中の所得が課税対象になる(無制限納税義務者)。非居住者であれば、日本国内の所得だけが課税対象となる。

では「居住者か非居住者か」はどう決まるのか。

ポイントは「1年以上、継続して海外に住む意図があるかどうか」だ。日本を出る際に住民票を抜いて、出国届を出し、生活の本拠地を海外に移す。これを正しくやらないと、日本国内に住所があるとみなされ、いくら海外に住んでいても「居住者」として課税される可能性がある。

実際に僕の知人で、タイに2年住んでいたのに住民票を抜いていなかったために、日本で確定申告が必要になったケースがあった。知らないまま放置すると、後からまとめて税務調査が来ることになる。

アクション:海外移住を決めた時点で、税理士に「非居住者の判定基準」を確認し、住民票の抜き方・出国届の出し方を必ず整理すること。

タイの税制で知っておくべきこと(2024年改正後)

タイも2024年に税制が改正された。これは海外在住者にとって非常に重要なポイントだ。

改正前は「タイ国外で得た所得は、同じ年度内にタイに送金しない限り課税されない」というルールがあった。つまり、海外で稼いだお金を翌年以降に持ち込めば非課税という「抜け穴」があったわけだ。

しかし2024年1月以降、この抜け穴が塞がれた。タイの税務居住者(1年のうち180日以上タイに滞在する人)は、タイ国外で得た所得について、タイへの送金タイミングに関わらず課税対象となる方向で運用が始まっている。

タイの所得税率は最大で35%。日本と同様に累進課税だ。「タイに住めば税金が安い」というのは、あくまでも生活コストが安いという話であって、税負担が自動的に軽くなるわけではない。

僕の場合は、収入の構造と支出の内訳を毎年タイの税理士とも確認するようにしている。タイ語での申告が必要になるケースもあるため、専門家のサポートは必須だと思っている。

アクション:タイに180日以上滞在しているなら、タイ国内の税務申告義務がないかを確認する。日本語対応のタイ人税理士または日系会計事務所に相談するのが一番早い。


暗号資産・DeFiの利益はどこで申告すればいいのか

ここからが本題中の本題だ。コーチ・コンサル・セラピスト・ひとり起業家の皆さんの中にも、DeFi(分散型金融)や暗号資産で運用している人が増えてきた。しかし「どこの国で申告すればいいのか」が分からないまま放置している人が本当に多い。

暗号資産の課税は「どこに住んでいるか」で決まる

まず大原則として、暗号資産の利益への課税は「あなたが税務上どこの居住者か」によって決まる。

日本の税務居住者であれば、ビットコインやイーサリアムを売却した時の利益、DeFiのステーキング報酬、流動性プールからの利益は、すべて「雑所得」として日本で確定申告が必要になる。しかも雑所得は最大55%(所得税+住民税)の税率がかかる。

一方でタイの税務居住者となっている場合は、タイの税制に従って申告する義務が生じる。タイの最大税率は35%なので、日本の55%と比べれば低い。

「じゃあタイの居住者になれば得じゃないか」と思う人もいるかもしれない。その通りではあるのだが、タイの税務居住者になったからといって日本の税務上の居住者ではなくなるかどうかは別の話だ。両国のルールを同時に満たすことになる場合、租税条約(日本とタイの間には租税条約がある)でどちらが課税権を持つかが決まってくる。

DeFiの利益は特に複雑——でも基本は「取得価額との差額」

DeFiは特に注意が必要だ。例えば次のようなケースを考えてみる。

・イーサリアムをDEX(分散型取引所)でUSDCに交換した
・USDCをプロトコルに預けてステーキング報酬を受け取った
・報酬として新しいトークンを受け取った

この一連の動作のどこで「課税イベント」が発生しているか、分かるだろうか。

日本の国税庁の見解では、「暗号資産の交換(売却に準じる行為)」が発生した時点で課税イベントが発生する。つまりイーサリアムをUSDCに交換した時点で、イーサリアムの取得時の価格と交換時の価格の差額に対して課税される可能性がある。

さらにステーキング報酬として受け取ったトークンは、受け取った時点の時価が「収入」として計上される可能性がある。

これを全部自分で記録している人はほとんどいないのが現実だ。しかし税務署はブロックチェーンのトランザクション(取引記録)を追うことができる。「分からないからいいや」では済まない時代になってきた。

アクション:DeFiや暗号資産の取引は、Koinly・CryptoactなどのWeb3向け税務計算ツールを使ってトランザクションを管理する習慣をつける。まずは過去1年分の取引履歴をまとめることから始めよう。


海外在住者が陥りやすい「お金の管理」の落とし穴5つ

タイ在住7年目で、500人以上の起業家・経営者をプロデュースしてきた中で、海外在住者が繰り返すお金の失敗パターンが見えてきた。ここで正直に共有する。

落とし穴その1:日本の口座をそのまま使い続けている

海外移住後も日本の銀行口座をメインに使い続けている人が多い。これ自体は違法ではないが、いくつかのリスクがある。

まず、日本の銀行の多くは「非居住者」になったことを届け出る義務がある。届け出なければ、規約違反として口座が凍結される可能性がある。実際に「タイに移住して2年後に口座が突然使えなくなった」という相談を受けたことがある。

また、非居住者になると日本でのネット銀行の新規口座開設ができなくなるケースが多い。移住前に口座の整理・確認をしておく必要がある。

アクション:移住前に、メインバンクに「非居住者になる予定」を届け出る。タイであれば現地のバンコク銀行・カシコン銀行などに口座を開設し、資金を分散させることを検討する。

落とし穴その2:タイバーツ建てで資産を持ちすぎている

円が一時1ドル157円台まで急騰したというニュースが今日出ていた。為替の動きは生活に直結する。タイバーツ建てで資産を持ちすぎると、バーツが対円で下落した時に資産価値が目減りする。

逆に言えば、円安局面では日本円建ての収益が相対的に強くなる。僕は日本円・タイバーツ・USDCのステーブルコインで資産を分散させることで、特定の通貨に依存しないポートフォリオを意識している。

ステーブルコインとは、価値が米ドルなどに連動するよう設計された暗号資産のことだ。ビットコインのように価格が激しく動かないため、資産の「置き場所」として機能する。

落とし穴その3:国内の収入がある場合の二重課税リスク

日本国内にまだ不動産を持っていたり、日本の法人から報酬を受け取っている場合、その所得は「国内源泉所得」として日本で課税される可能性がある。非居住者でも国内源泉所得には課税義務がある。

一方でタイの税務居住者でもある場合、同じ所得がタイでも課税対象になる二重課税が起きる。これを防ぐのが「租税条約」だが、条約の適用には正しい手続きが必要だ。

日タイ租税条約では、一般的に「収入が生じた国で先に課税し、もう一方の国で税額控除を受ける」という仕組みが取られている。申告漏れや手続きミスがあると、二重に課税されたまま放置されることになる。

落とし穴その4:DeFiの「含み益」を現金化したつもりがなかった

DeFiの世界では、「ガバナンストークン」を受け取ったり、「NFT」を取得したりする場面が多い。これらは現金として手元に来るわけではないが、税務上は「受け取った時点の時価で収益が発生した」とみなされる可能性がある。

つまり、現金化していないのに課税される。これを知らずに大量のトークンを受け取っていた起業家が、翌年の確定申告で数百万円の税負担が発生して驚いた——というケースを何度も見てきた。

落とし穴その5:「もう時効かな」という甘い考え

税務上の時効は原則として5年(悪質な場合は7年)だ。「何年も前のことだから大丈夫」と思っていても、ブロックチェーンの記録は永久に残る。税務調査が入った場合、過去にさかのぼって調査される可能性がある。

自分で整理する自信がない場合は、今からでも遅くないので税理士に相談することを強くすすめる。

アクション:まずは過去3年分の暗号資産・DeFi取引の記録を一か所にまとめる。記録がない場合でもウォレットアドレスから履歴を取得できるツールがあるので活用しよう。


4つの自由を守るために「お金の仕組み」を整える

ここまで読んでいただいた方は、「海外移住しただけではお金の問題は解決しない」と理解してもらえたと思う。では何が必要か。

僕がタイ移住7年目で行き着いた答えは、「4つの自由(時間・お金・場所・人間関係)を守るために、お金の仕組みを意図的に設計する」ことだ。

仕組み化された収入源を複数持つ

コンテンツビジネス・講座ビジネス・DeFiの複利運用を組み合わせることで、特定の場所や時間に縛られない収入の流れを作ることができる。

僕の場合、パタヤの自宅で毎朝コーヒーを飲みながらAIツールでコンテンツを自動生成し、それが24時間365日セールスを続ける仕組みになっている。この仕組みがあるから、どの国にいても、何時に起きていても、収入が止まらない。

DeFiのステーキングやリクイディティプール(流動性を提供して報酬を得る仕組み)も、一度設定すれば自動的に報酬が積み上がっていく。もちろん前述した税務リスクを把握した上で活用することが前提だ。

お金の流れを「見える化」してコントロールする

タイに移住してから、支出はどんどん減った。パタヤでは1年中ビーサン・短パン・タンクトップで過ごせる。服にお金を使う必要がない。外食しても1食あたり日本の3分の1以下で済む。海はすぐ目の前にある。

その分、浮いたお金をコンテンツビジネスへの投資とDeFiへの分散に回す。月々のキャッシュフローを「入り」と「出」で見える化して、余剰資金を意図的に資産形成に向ける。これが「お金の自由」を作る基本だと思っている。

アクション:毎月の収支を「日本円の収入」「タイバーツの収入」「暗号資産・DeFiの収益」「各通貨の支出」に分けて記録するシートを作ろう。最初は月1回確認するだけでいい。見える化が全ての出発点だ。


まとめ

今日の記事で伝えたかったことを3点に整理する。

1つ目:「海外移住すれば税金が消える」は嘘だ。居住者判定・タイの税制改正・租税条約——これらを正しく理解してから動かないと、知らない間に数百万円の税負担が積み上がる。

2つ目:暗号資産・DeFiの利益は、現金化していなくても課税対象になるケースがある。取引記録の管理は今すぐ始める必要がある。

3つ目:4つの自由を守るためには、「お金の仕組み」を意図的に設計することが不可欠だ。仕組み化された収入・見える化された支出・分散された資産——この3つが揃って初めて「どこにいても自由でいられる状態」が作られる。

お金の知識は、学んだ分だけ確実に人生を守ってくれる。一緒に仕組みを作っていこう。


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高梨陽一郎@AI×自動化

4つの自由を手に入れる方法を発信 | メルマガ読者10万人 | コンテンツビジネス 売上20億円 | 1人起業家のWebマーケティング | 高単価商品プロデュース | AI自動化コンサルタント | タイ🇹🇭パタヤ在住

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